ふるいち歯科医院では、咬み合わせ治療時に通常の咬合紙では発見できない経時的咬合接触の変化(口を閉じると、最初にどの歯が接触し、最終的に咬みあった歯は、どこがどれくらい強くあたるか、ということがわかります。)に対応するため最新の咬合診断システム「T-ScanII」を導入しています。
- 1.咬み合わせが悪いと・・・
- 食事や話をした後にあごがだるい、疲れる、動かすと痛いなどといった症状に悩まされてはいませんか?
咬み合せにが悪いと、頭痛や首肩のこり、手足のしびれ、腰痛、顎関節の痛み、動悸息切れ、難聴、めまい等さまざまな不定愁訴があり、他の診療科目でいくら受診してもその原因がわからないものがほとんどです。
また、咬み合わせが悪いと姿勢や顔の歪みなどの症状がおこります。 - 2.まずは歯科カウンセリングを
- 咬み合せの治療方法は患者様の症状により異なります。まずは歯科カウンセリング及び診断にお越し下さい。
咬み合わせが悪いと、顔のゆがみや変型をきたすこともあります。
- 1.ブラケット
- ブラケットとは、歯に取り付けられる装置です。形や大きさ、特徴、材質は多種多様で、同じタイプのものでもメーカーによって異なりますし、前歯から奥歯までそれぞれの歯ごとにブラケットの形態や大きさが異なるため、その種類は沢山あります。
- 2.エステティック・ブラケット
- ブラケットは元来金属製がもっとも効率的ですが、アダルトの矯正希望者が増えるにつれ、最近は歯の色に近い審美的なブラケット(エステティック・ブラケット)が主流になっています。その素材はセラミックやコンポジットレジン、ジルコニュウム、人工サファイアなど様々です。エステティック・ブラケットは審美性に優れていることが長所ですが、壊れやすい、歯の動きが鈍い、価格が高いなどが欠点です。動きの点については、ワイヤの入る部分だけ金属製のタイプが開発されたことで、かなり改善されたものが出ています。
- 3.大臼歯バンド
- ブラケットは、歯科用接着剤によって歯の表面に接着(ボンディング)されますが、治療が終われば外すものですので、接着剤には「外れにくく外しやすい」という相反する性質が求められます。そのため、治療中に外れることがあるのは、ある程度やむを得ないところです。奥歯(大臼歯)にもブラケット(あるいはチューブ)を接着(ボンディング)することはありますが、奥歯には強い力が加わるため、通常はバンドと呼ばれる金属製帯環にブラケット(あるいはチューブ)を溶接したものを、歯科用セメントで合着します。
- 4.ワイヤ
- ワイヤは、矯正治療の重要なパーツです。矯正医の治療上の意図がすべてこのワイヤに曲げ込まれ、そのワイヤがブラケットに組み込まれることで、歯が矯正医の意図どおりに移動します。
- 5.コイルスプリング
- 歯の隙間を空ける(空隙を一ヶ所に集める)際によく用いられます。
- 6.パワーチェイン
- 高化学ゴムの円い小さな輪が連続した製品で、用途はコイルと似た目的で使われます。
- 7.口腔内ゴム
- 主に上下の顎の関係を改善するために使われる輪ゴムで、患者さん自身が付けたり外したりします。
- 8.ヘッドギア
- 顎外(口腔外)装置の代表的な一つで、奥歯が前に移動して来るのを防ぐために使われる補助的装置です。通常一日8時間以上の使用が必要で、主として就寝中に使います。
顎顔面矯正では、急速拡大装置という特殊な装置を使い、歯だけでなく顎の骨全体を
矯正していきます。顎の骨が広がれば、歯は自然と正しい位置へ収まり、美しい歯並びになります。特に、成長段階にあるお子様への顎顔面治療は非常に効果的です。
発育期の矯正治療は、問題のある箇所を特定して、通常の発育に戻すこと(発育のコントロール)が基本となります。顎顔面矯正治療は、歯だけではなく、歯並びのベースにあるあごの骨や頭骨、それらをとり巻く軟組織までを考慮した一連の治療の進め方です。根本から歯並びを治療するには、顎の正しい発達が必要になります。
口腔内に急速拡大装置と呼ばれる器具を装着し、顎の骨全体を広げることで、骨の正常な成長を促し、「発育のコントロール」を行います。成長期のお子様に噛み合わせの悪さが見られる場合、その原因の多くは顎の成長が上顎で抑えられ、顎の発達が妨げられていることがほとんどです。顎の成長は個人によって大差があるため、それぞれに合った装置と治療が必要です。
顎顔面矯正治療をすると、歯並びが美しくなるだけでなく、その他多くの症状の改善が見られます。
上顎の骨が広がると、狭まっていた鼻腔や気道も広がり、鼻づまりやぜんそくの改善、いびきの軽減も期待できます。
下顎の場合は、舌が本来の位置に戻るため、舌運動機能や咀嚼機能の改善に効果があります。
顎全体のバランスを整えることで、体本来の正常な機能・正常な発育へとつながっていきます。
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急速拡大装置急速拡大装置 [きゅうそくかくだいそうち] は、上顎の歯列の横幅(歯列弓)を横に広げる、固定式拡大装置です。
装置を支えるため、金属製のバンドと太いワイヤー、歯列弓を押し広げる力を調節する拡大ネジから構成されています。
金属製のバンドが歯にしっかり固定されるので、自分で取り外すことはできず、外からはあまり目立ちません。 - 歯の裏側にそったアーチにスプリングを接合し、スプリングの弾力を利用して歯を目的の方向へ動かします。
- 上顎大臼歯が不用意に前方へ移動するのを防ぐ装置です。歯の裏側に装着します。